先週の週末は久しぶりに奥さんの買い物に付き合って、sohoへ。天気も良かったので、服屋さんのウィンドウに目を凝らしている奥さんの傍ら、青空を見ながらのんびりと歩いていたら図らずも今年一番のキャッチコピーに遭遇!! Online証券大手のCharles Schwabの広告なのだけれど、大きく"401 K.O.?"とある。思わず道端で笑い転げてしまった。もちろん我が家も401(k)では昨秋かなりの損失を被ったわけで、本当は笑えないのだけど、あまりに的確な表現にこちらがKOされることに。なにせまだプログラムを始めてから2年しか経っていなかったので、まさしく2R KOだったんだよね。3R目の今年は、幸運にもだいぶ戻してきているものの未だに運用ポートフォリオのIRRは年率3.3%程度と低迷中。
結婚を機にもう一人身でもないことだし、お金も僕だけのものではなくなったからと、それまで自分だけに投資してきたcash flowを資産形成に回し始めたのはちょうど3年半前。たった115万円から始めた割には順調に増えてきてはいるものの、IRRが年率3.3%というのはあまりにお寒い状況です。。せめて2年程度早めに資産形成を始めていれば結果も変わってきていたのだろうけど、あの頃はまったくそんな気にはなれなかったからなぁ。。
ところで最近日本のマネー雑誌を手に取ると、今の相場は歴史的に見ると大幅に安いから買いを入れるべきで、いくら評価損が出ていようとも負けずに定期的な投資を続けるべきだと、そうしてこそ投資のリターンが得られるとかいう論調が目立ちます。信ずる者は救われるということでしょうか。でもこれって明らかに金融機関側のセールストークですよね。どこぞの荒行でもあるまいし、資産運用ってそんなに辛いものなんでしょうか。我慢強い日本人の国民性につけこんだ本当に酷いリテール向けのマーケティングです。大きな損が出たら(or K.O.(?) されたら)、素直に負けを認めて(損失を確定させて)、練習し直してから気分を一新して次の試合に臨みたいものです。