昨日はNY officeでの最終日でした。何も荷物の整理ができていないにも関わらず、今日には引越し作業を始めて日曜にはもう東京へ着いている計算です。バタバタしている中でも最後の記念に自分のオフィスからの写真だけは撮っておこうと思っていたのだけれど、teamの皆がどういうわけか僕の思いを察してくれて、オフィスからの写真と寄せ書きを写真たてにいれてプレゼントしてくれました━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!もうこんなことされると、嬉しさと寂しさで混乱してしまうよ。酸いも甘いもいろいろあって、自分の夢もかなって、ほんと充実したNY lifeだったけれど、一番の勲章はこの写真たてで決まりかな(´ー`)。もうこれは一生の宝物ですね。
さて、僕だけのWall Street物語、第1幕はこれにて閉幕と相成りました。次にくる第2幕は、間髪入れずに来週の月曜日から始まります。期待と不安でいっぱいで、舌が自然と乾いてくるこの久方ぶりの感覚を、存分に楽しみたいと思います。次回の報告を待て!!
[文字通り世界最強の仲間達からの寄せ書きと、昼には澄み渡る青空、夕暮れ時には零れ落ちそうな橙々色、夜には漆黒に浮かび上がるきらきら達、そして徹夜明けの朝にはビルに反射した真っ白の朝日と24時間僕の目を楽しめてくれたオフィスからの眺めとの黄金の組み合わせ。]
RUMのNYクオンツ日記
市場全般の動向、クオンツ分析、金融工学、日々の所感等を米系投資銀行の現場から。
木曜日, 12月 09, 2010
月曜日, 11月 29, 2010
よっしゃぁぁぁ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!
最後の最後まで残っていたごっついプロジェクト、ようやく今日終わらせましたよ。締切りギリギリで今度ばかりはもう駄目かと。際どくバントヒットに成功というところかな。もう最後の1週間は必死の形相で夜なべを繰り返しながら走り抜ける毎日。どこの街に居ても、徹夜明けに眺める朝日はほんと綺麗ですよね(棒読み)。そんなわけで今日は意気揚々とDanteのオフィスへ行って締めの議論をしていたんだけれど、全て片付いたところで、彼が一言:『いやぁ新聞で読んだかもしれないけれど、実は今こんなのがきててね。どう?やってくんない??』。。。ごっついプロジェクト終わらせた直後に、しかももうほんとその場で次のプロジェクト振ってくるんだぁ(棒読み)。久しぶりに涙目になりましたよ、ほんと(;´Д`)。
そんなこんなでプライベートも含めてもみくちゃになりながらも、もう一部の人にはお知らせしている通り、2週間後には日本へ帰国します。そう、一時的な帰郷ではなく、日本へ帰国しますド━(゜Д゜)━ン!!社内での異動によって、勤務地ももちろん変わりますが、この度research quantsを卒業しデリバティブのデリバティブのトレーダーに挑戦することにしました。とりあえずご報告。経緯を含めて、事の顛末については順次アップ予定です!
そんなこんなでプライベートも含めてもみくちゃになりながらも、もう一部の人にはお知らせしている通り、2週間後には日本へ帰国します。そう、一時的な帰郷ではなく、日本へ帰国しますド━(゜Д゜)━ン!!社内での異動によって、勤務地ももちろん変わりますが、この度research quantsを卒業しデリバティブのデリバティブのトレーダーに挑戦することにしました。とりあえずご報告。経緯を含めて、事の顛末については順次アップ予定です!
日曜日, 11月 07, 2010
2010 夏の京都
もうだいぶ前になってしまったけれど、忘れないうちにメモメモφ(..)。さて、奥さんを東京まで送り届けるという最重要ミッションを無事果たした8月16日、一人で京都へ小旅行に行ってきました。今回の旅の目的は2つ:
一つ目の目的は云わずもがな、めでたいことは早く祝わなあかんということで、さっそく二人で寿司をつまみながら乾杯。その後、友達の彼女も合流して学生時代から行きつけの焼き鳥屋で柚子酒を飲みまくり。ちょっと喋りすぎ、かつ飲みすぎてしまったものの、次の日は朝から二つ目の目的を果たすため、一路銀閣寺へ。大文字山に登るのは学生の時以来だから、約10年ぶり。学生の頃は、法然院町に住んでいたこともあってよく登っていたけれど、京都を出てからは今回が初めて。夏の山道で、すれ違う度に交わす挨拶がなんとも心地よい。大の字の中心からみた景色と、あのパッと視界が拓ける様は、何者にも代え難い。雲の間から洩れる光の筋の有難さに、身震いする。
何故に山に登るのか、考えてみた。冒険というと大げさだけれど、結局人の好奇心を満たすものは、知的であれ、肉体的であれ、冒険以外には思い付かない。地平線を目指すのも良い。一方で、その一点のみで高みを目指すのもまた良い。小さい山、というか丘(?!)、に今回また登ってみて、切にそう感じた。
- 学生時代からの親友の出版祝い
- 久方ぶりに大文字山に登る
一つ目の目的は云わずもがな、めでたいことは早く祝わなあかんということで、さっそく二人で寿司をつまみながら乾杯。その後、友達の彼女も合流して学生時代から行きつけの焼き鳥屋で柚子酒を飲みまくり。ちょっと喋りすぎ、かつ飲みすぎてしまったものの、次の日は朝から二つ目の目的を果たすため、一路銀閣寺へ。大文字山に登るのは学生の時以来だから、約10年ぶり。学生の頃は、法然院町に住んでいたこともあってよく登っていたけれど、京都を出てからは今回が初めて。夏の山道で、すれ違う度に交わす挨拶がなんとも心地よい。大の字の中心からみた景色と、あのパッと視界が拓ける様は、何者にも代え難い。雲の間から洩れる光の筋の有難さに、身震いする。
何故に山に登るのか、考えてみた。冒険というと大げさだけれど、結局人の好奇心を満たすものは、知的であれ、肉体的であれ、冒険以外には思い付かない。地平線を目指すのも良い。一方で、その一点のみで高みを目指すのもまた良い。小さい山、というか丘(?!)、に今回また登ってみて、切にそう感じた。
土曜日, 11月 06, 2010
The New York Public Library 詣で
ということで、週毎に迫りくる複数の締切りを抱えながら、力技と時折舞い降りてくる閃きだけに頼りながら走り抜けるという魔の月間をようやく走り終えました。ほんと9月後半から10月末までの狂ったような日々は何だったのだろう。連日連夜1時とか3時とかまで仕事してるのって久しぶり。そりゃオフィスから見る夜景は綺麗なんだけど、これこそまさしくmanageable chaosってやつド━(゜Д゜)━ン?!。
そんな中、さすがに土曜日くらいは仕事を忘れたいというわけで、ジョギングをしてストレス開放を試みた後に図書館に通っていました。奥さんは止ん事なき事情により、日本に帰っているので僕一人。子供の頃からの習性はなかなか直らないもので、昼間一人になると、とりあえず電気屋か本屋か図書館に行きたくなってしまうのが僕の悪い癖。なにせ僕の育った田舎では、中学生が自転車で気軽に行ける範囲にあるのは、学校と公園を除くとこの3つだけだったんだよね(;´Д`)。。学生の頃も、面白い授業のない時はいつも図書館でまったりしてたものです。社会人になって、下落合に住んでいた頃は早稲田の図書館に潜りこんだり。ただ、結婚してからは奥さんもいるので一人で図書館でまったりするわけにもいかず、足が遠のいていたのだけれど、期せずして久しぶりのお一人様生活に突入というわけで、図書館詣で再開です。
というわけで、さっそくKindle持って、憧れのThe New York Public Libraryです⊂二二二( ^ω^)二⊃。そうあのスパイダーマン Iに出てくるあいつです。これがほんと綺麗で、広くて気持ちよい。老若男女を問わず、なんだかみんな一生懸命調べ物をしていたり、パソコンに向かってテキストを打ち込んでいたり。本のページを捲る音が数メートル先の机からも届いてきそうな、そんな静寂感。あぁーほんと落ち着く。気持ち良すぎ(^ω^)。上を見上げれば、なんとも荘厳な細工と中世時代にありがちな構図の天井画。もう一発で気に入りました。気づかない内に身体に入り込んでいたストレスが、高い天井へ向かって霧散していくのが実感できるような、そんな感覚。ただ、一つ難点があって、18時には閉まってしまうんです。そりゃ公共の図書館だから早くに閉まるのも分かるけれど、早すぎだよーヽ(`Д´)ノウワァァァン。というわけで、まだ秋口で日の入りが遅かった時分には、その後歩いてCentral Parkまで行って、芝生に寝転んで本の続きを読んだり。夕焼け時のCentral Parkはほんと綺麗。
ちなみに、この図書館では本に関連した催しも時々開催していて、面白い。今やっているのは、"Three Faiths:Judaism, Christianity, Islam"。3つの宗教の経典について、その装丁に焦点をあてて紹介していくという極めてマニアックな催し物。何百年も前にまだ人が手書きで作っていた時分の経典が実際に展示されていて、内容はおいておいても、やはり芸術品と云える/分かる代物で、結構感動。しかも、実はこの催し物のopening nightに何故か潜りこんで来ました。Jazz演奏に浸りながら、ワインと乾パン(?)で楽しみましょうという、何ともアメリカンなopening nightでこちらもたっぷり堪能。仕事に戻らないと行けなかったので、長居はできなかったけれど、ほんと"ええ感じ"なセンスに惚れ惚れしました。
そんな中、さすがに土曜日くらいは仕事を忘れたいというわけで、ジョギングをしてストレス開放を試みた後に図書館に通っていました。奥さんは止ん事なき事情により、日本に帰っているので僕一人。子供の頃からの習性はなかなか直らないもので、昼間一人になると、とりあえず電気屋か本屋か図書館に行きたくなってしまうのが僕の悪い癖。なにせ僕の育った田舎では、中学生が自転車で気軽に行ける範囲にあるのは、学校と公園を除くとこの3つだけだったんだよね(;´Д`)。。学生の頃も、面白い授業のない時はいつも図書館でまったりしてたものです。社会人になって、下落合に住んでいた頃は早稲田の図書館に潜りこんだり。ただ、結婚してからは奥さんもいるので一人で図書館でまったりするわけにもいかず、足が遠のいていたのだけれど、期せずして久しぶりのお一人様生活に突入というわけで、図書館詣で再開です。
というわけで、さっそくKindle持って、憧れのThe New York Public Libraryです⊂二二二( ^ω^)二⊃。そうあのスパイダーマン Iに出てくるあいつです。これがほんと綺麗で、広くて気持ちよい。老若男女を問わず、なんだかみんな一生懸命調べ物をしていたり、パソコンに向かってテキストを打ち込んでいたり。本のページを捲る音が数メートル先の机からも届いてきそうな、そんな静寂感。あぁーほんと落ち着く。気持ち良すぎ(^ω^)。上を見上げれば、なんとも荘厳な細工と中世時代にありがちな構図の天井画。もう一発で気に入りました。気づかない内に身体に入り込んでいたストレスが、高い天井へ向かって霧散していくのが実感できるような、そんな感覚。ただ、一つ難点があって、18時には閉まってしまうんです。そりゃ公共の図書館だから早くに閉まるのも分かるけれど、早すぎだよーヽ(`Д´)ノウワァァァン。というわけで、まだ秋口で日の入りが遅かった時分には、その後歩いてCentral Parkまで行って、芝生に寝転んで本の続きを読んだり。夕焼け時のCentral Parkはほんと綺麗。
ちなみに、この図書館では本に関連した催しも時々開催していて、面白い。今やっているのは、"Three Faiths:Judaism, Christianity, Islam"。3つの宗教の経典について、その装丁に焦点をあてて紹介していくという極めてマニアックな催し物。何百年も前にまだ人が手書きで作っていた時分の経典が実際に展示されていて、内容はおいておいても、やはり芸術品と云える/分かる代物で、結構感動。しかも、実はこの催し物のopening nightに何故か潜りこんで来ました。Jazz演奏に浸りながら、ワインと乾パン(?)で楽しみましょうという、何ともアメリカンなopening nightでこちらもたっぷり堪能。仕事に戻らないと行けなかったので、長居はできなかったけれど、ほんと"ええ感じ"なセンスに惚れ惚れしました。
日曜日, 9月 19, 2010
浪花とちよだ寿司がなくなった
日本人による日本人の為の、nyの居酒屋『浪花』が遂に閉店してしまった。あの座敷は良かったんだが。それに、ちよだ寿司も現地法人は売られてしまったらしく違うお店になってしまっていた。最近、nyでは日本食ブームで寿司屋も日本料理屋も多いけれど、日本の駐在員が減ってその分日本人以外のお客が増えてきているから、この手の日本人による日本人向けビジネスは衰退するばかり。もちろん、機敏にターゲットを変えつつうまく商売しているところもあるわけで。客商売はターゲットを間違えたらあかんという良い教訓。にしても、寂しくなるなぁ。
海外で働きたい!
って思っている奴は二十代の頃からもう日本を出て、海外で働き始めていると思うんですが。。。年齢を重ねれば、更にその比率は高くなっているわけで。。。年代別に、日本にいる成人男女3千人に聞いてどうすんのよ。。以下は日経新聞からの抜粋です。ほんまなんやねん、この茶番。。ヽ(´ー`)ノ
追記(11/6/2010):ちなみに、残っている人達の内で"外国で働く関心がない人"にその理由を尋ねれば、"語学力に自信がない"と答えるに決まってるよね。何せ、自信があればもう既に外国で働いてるはずだから。。(´ー`)y-~~
20代の4割「外国で働くことに関心」 内閣府調査
2010/9/11 17:19内閣府が11日発表した労働者の国際移動に関する初めての世論調査によると、20歳代の4割が外国で働くことに関心を持っていることが明 らかになった。関心は若い世代ほど高く、30歳代も3分の1強が関心を示した。回答者の全体では海外勤務や就労への関心は「ある」が22.0%、「ない」 が77.4%だった。政府は6月に閣議決定した「新成長戦略」で2020年までに日本人学生の海外交流を年間30万人、企業の管理職層の国際経験を東アジアで最高水準に引き上げる目標を掲げている。今回の調査結果を踏まえて計画の具体化を進める考えだ。働きたい国や地域を複数回答で聞いたところ、米国が48.0%、フランス、ドイツ、英国など西欧諸国が43.9%と欧米先進国が上位を占めた。中国は22.8%、韓国は12.6%だった。外国で働く関心がない人にその理由を複数回答で尋ねると「語学力に自信がない」が52.3%で最も多かった。一方、日本で働く外国人労働者に求めることについては「日本語能力が重要」と答えた人が94.2%に達した。「日本の習慣に対する理解」は 88.8%、「日本の文化に対する理解」は85.5%で、言葉や習慣、文化への理解が日本で働く上で障壁となっている現状も浮き彫りとなった。調査は7月15~25日に全国の成人男女3千人に面接方式で実施、1913人から回答を得た。
追記(11/6/2010):ちなみに、残っている人達の内で"外国で働く関心がない人"にその理由を尋ねれば、"語学力に自信がない"と答えるに決まってるよね。何せ、自信があればもう既に外国で働いてるはずだから。。(´ー`)y-~~
水曜日, 9月 15, 2010
2 Year Anniversary
さて、リーマンの破綻からもう2年経ちました。周りには元リーマン社員もいて、もうあれから2年かぁと言って感慨深げにしていました。私はというと、ポールソン元長官の回顧録『On the Brink: Inside the Race to Stop the Collapse of the Global Financial System』に最近はまっています。今ちょうど中ごろまで読み進んだので、今はちょうどあの魔の9月、しかもあの一週間を生々しく書いた部分です。あの時のなんともいえない恐怖感や周りの状況を重ね合わせながら読んでいると、もう手に汗を握りまくりです!やはり事実は小説よりも奇なりなわけで。『Too big to fail』も読んでみましたが、あの小説チックな書き方に、現場にいたものとしては怒りすら覚えてしまいました(*´・ω・)
閑話休題
金融業界に身を置く者であれば、一度は耳にしたことがあるであろう言葉: "My word is my bond"。ではmy equityは何なのかとふと考えてしまいました。やはり"My career is my equity"でしょうか。語呂も宜しいし。日本語だと、"俺の背中には俺のいきざまが刻まれてるんだよっ"ってな感じ?!うーん。ま、今年もご多分にもれず忙しいので、年末までダッシュで駆け抜けます!
追記 (11/7/2010) : NYのお気に入りスポットであるBryant ParkとSutton Place Parkでの一枚。Bryant Parkでは、もうどうでも良い金曜日の夕方、紀伊國屋からの帰り。Sutton Place Parkでは、月に願いを。
閑話休題
金融業界に身を置く者であれば、一度は耳にしたことがあるであろう言葉: "My word is my bond"。ではmy equityは何なのかとふと考えてしまいました。やはり"My career is my equity"でしょうか。語呂も宜しいし。日本語だと、"俺の背中には俺のいきざまが刻まれてるんだよっ"ってな感じ?!うーん。ま、今年もご多分にもれず忙しいので、年末までダッシュで駆け抜けます!
追記 (11/7/2010) : NYのお気に入りスポットであるBryant ParkとSutton Place Parkでの一枚。Bryant Parkでは、もうどうでも良い金曜日の夕方、紀伊國屋からの帰り。Sutton Place Parkでは、月に願いを。
登録:
投稿 (Atom)