1年半ぶりに取った長期休暇で四国に行ってきた。テーマは「一人旅、サバイバル、地方格差の検証」。その方法は、東京から飛行機で松山入りした後、自転車を現地調達し、地元の人々と街に触れながら尾道を目指すというもの。
まず驚いたのは、松山ひいては愛媛全体のゆとりある豊かさである。市内中央に高島屋・三越を抱えているにも関わらず中央商店街は2~3kmに渡って栄えており、終点近くからはスナック・バーを中心とする繁華街へと変化していく。そして商店街とは角度を変えて、駅前から大通りを経て松山城後、県庁、NTT西日本(旧制松山高校跡地)へとつながる一連のオフィス街。これらは弧を描いて最終地点で再び交わる。出発点には高島屋、伊予電鉄松山市駅、最終地点には全日空ホテル、東急イン、日本生命ビル、三越が配置されており、バランスがよい。
更には道後温泉が市街から市電で数十分、自転車で30分程度の場所に位置しており、首都圏に対する箱根温泉的な役割を果たしている。この温泉自体も万葉の頃から良く知られている湯のようで、聖徳太子なども来たらしい。建物自体も国の重要文化財に指定されているように、奥ゆかしい。どうやら宮崎駿監督の千と千尋の神隠しの温泉宿はこの建物をモデルにしているらしい。うーんこんなにうまくできあがった街は正直京都以来です。
p.s. ちなみに、添付写真はしまなみ街道の入り口から大橋と瀬戸内海を撮影したもの。次回以降で、松山後のエピソードをアップします。
1 件のコメント:
test desu.
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