日曜日, 5月 18, 2008

Q1/08 米国主要企業決算の結果

Q1/08 米国主要企業決算の結果は、対マーケットで16勝11敗7分でした。業種もそれほど偏ってるわけでもなく、好印象です。

さて、予想通りここ数週間はボラティリティの低い展開となってましたが、先週で決算発表も終ったので、またボラティリティがじわじわと上昇してきそうですね。

Money Marketの混乱も随分収束してきたので、また後でまとめてみたいと思います。

土曜日, 5月 17, 2008

総括: The 2007-08 Season (Carnegie Hall & Metropolitan Opera)

5月をもって07-08シーズンも終了してしまいました。また9月までClassic, Operaはお預けです。というわけで、昨シーズンの総括:

1. Berliner Philharmoniker
Conductor: Sir Simon Rattle

"Seht die Sonne", Magnus Lindberg
"Symphony No.9", Gustav Mahler

サントリーホールと違い、やはりCarnegie Hallは全く音割れが無く素晴らしいです。ただ、相変わらず打楽器系の曲目はちょっと僕達夫婦には漸進的過ぎて難しい。。Mahlerの9番は素晴らしかったものの、曲の最後にサイレンの音が重なってしまい残念。Sir Simonもちょっと不満そうでしたね。

2. Vienna Philharmonic Orhestra
Conductor: Valery Gergiev

"Excerpts from Rome et Juliette, Op. 17", Hector Berlioz
"Prelude and Lebestod", Richard Wagner
"Lamer", Claude Debussy

久しぶりのウィーンフィルだったのに、何故かあまり音が綺麗でない。。どうしてだろう。来年に期待。

3. Royal Concertgebouw Orchestra
Conductor: Mariss Jansons

"De aankomst", Otto Ketting
"Piano Concerto No.3 in C Major, Op.26", Sergei Prokofiev
"Symphony No.2 in D Major, Op.73", Johannes Brahms

昨シーズンのNo. 1。独奏の音も素晴らしくびっくり。ブラームスの2番てこんなに良かったんだと教えてもらいました。更に、NYでは珍しくアンコールにも答えてくれるというサービスに感激しました。

4. Till Fellner, Piano

"Rando in A Minor, K. 511", Wolfgang Amadeus Mozart
"Fantasia in C Major, Op. 17", Robert Shumann
"Legende No.2: St Fancois de Paul marchant sur les flots", Fanz Liszt
"Elis (Three Night Pieces)", Heinz Holliger
"Gaspard de la nuit", Maurice Ravel

驚愕のテクニック。小さいホールだったこともあり、存分に楽しめました。あのピアニスト独特の手の形は印象的でした。

5. "Romeo et Juliette"
Conductor: Placido Domingo
Anna Netrebko: Juliette, Joseph Kaiser: Romeo

オペラ版のロミオとジュリエット。演出がまた現代的過ぎるのと、やっぱりオペラには向いてないようでちょっと残念でした。

6. "La Boheme"
Conductor: Nicola Luisotti
Rodolfo: Ramon Vargas, Mimi: Angela Gheorghiu

悲しい話なんですが、演出が素晴らしい!舞台の美しさとその規模には驚愕しました。こういうオペラは大好きです。

7. "Hansel and Gretel"
Conductor: Vladimir Jurowski
Gretel: Christine Shafer, Hansel: Alice Coote

演出は現代的なんですが、なんともシュールで良かったです。

8. "Le Nozze di Figaro"
Conductor: Philippe Jordan
Figaro: Bryn Terfel, Susanna: Ekaterina Siurina

昨シーズンのNo.1です。5時間のオペラはちょっと長いけれど、やはり伝統的なオペラは良いです。

月が好き

太陽と月どちらが好きかと云われれば、僕は月ですかね。

"Shoot for the moon. Even if you miss, you'll land among the stars" Les Brown

スコアリングモデル ~ 続編

以前のでエントリーで言及した、ヘンテコモデルの良いがwebに出ていたので載せておきましょう。ちなみに誤解のないように書いておくと、方法論(methodology)としては面白いし、もしかしたらマーケティング等他の分野では有効かもしれません。但し、金融ではどうしたって使えないモデルかと。著者がa particular strength of the methodologyとして強調していた部分がそれを端的に表してます:

This is of particular utility in cases where the modeler has a theoretical or intuitive idea of the nature of the explanatory variables, but a weak understanding of the functional relationship between the explanatory and the dependent variables.


少なくとも被説明変数(credit score)と説明変数(financials, etc)との1次関係ぐらいわかっていないと金融では使えないですよね。それは自然科学の分野でも同じでしょう。直感的な因果関係を明示的に保持した上で、高次のtermについての情報を提供したり、より突っ込んだ議論(risk management等)の土台とすることが出来るのがモデルの強みであるわけですから。

日曜日, 5月 11, 2008

個人でも買えるんだ。。。

普段使っているブローカーから珍しく職場に電話があり出てみると、"シティの優先株買わない?"とのこと。個別株はやらない方針だし、しかもこの時期にシティってどういうことよと思って丁重にお断りしたら、2日程してから追加増資の報道あり。日経も報道してましたね。それにしても、リテールにまで売り歩いているとはね(;´Д`)

ある意味これで今回の一連の増資は、少なくともシティについては打ち止めという事でしょう。

米シティ、優先株発行で2000億円追加増資 (5/8/08)

 【ニューヨーク=財満大介】米大手銀シティグループが優先株発行で20億ドル(約2000億円)を調達することが7日、明らかになった。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題による損失を受け、資本を増強する。シティは1―3月期決算で160億ドルのサブプライム関連損失を計上し、4月に優先株と普通株で105億ドルを調達すると発表したばかり。(16:04)