木曜日, 12月 09, 2010

Thanks vm NY, and see you again!!

昨日はNY officeでの最終日でした。何も荷物の整理ができていないにも関わらず、今日には引越し作業を始めて日曜にはもう東京へ着いている計算です。バタバタしている中でも最後の記念に自分のオフィスからの写真だけは撮っておこうと思っていたのだけれど、teamの皆がどういうわけか僕の思いを察してくれて、オフィスからの写真と寄せ書きを写真たてにいれてプレゼントしてくれました━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!もうこんなことされると、嬉しさと寂しさで混乱してしまうよ。酸いも甘いもいろいろあって、自分の夢もかなって、ほんと充実したNY lifeだったけれど、一番の勲章はこの写真たてで決まりかな(´ー`)。もうこれは一生の宝物ですね。

さて、僕だけのWall Street物語、第1幕はこれにて閉幕と相成りました。次にくる第2幕は、間髪入れずに来週の月曜日から始まります。期待と不安でいっぱいで、舌が自然と乾いてくるこの久方ぶりの感覚を、存分に楽しみたいと思います。次回の報告を待て!!

[文字通り世界最強の仲間達からの寄せ書きと、昼には澄み渡る青空、夕暮れ時には零れ落ちそうな橙々色、夜には漆黒に浮かび上がるきらきら達、そして徹夜明けの朝にはビルに反射した真っ白の朝日と24時間僕の目を楽しめてくれたオフィスからの眺めとの黄金の組み合わせ。]

月曜日, 11月 29, 2010

よっしゃぁぁぁ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!

最後の最後まで残っていたごっついプロジェクト、ようやく今日終わらせましたよ。締切りギリギリで今度ばかりはもう駄目かと。際どくバントヒットに成功というところかな。もう最後の1週間は必死の形相で夜なべを繰り返しながら走り抜ける毎日。どこの街に居ても、徹夜明けに眺める朝日はほんと綺麗ですよね(棒読み)。そんなわけで今日は意気揚々とDanteのオフィスへ行って締めの議論をしていたんだけれど、全て片付いたところで、彼が一言:『いやぁ新聞で読んだかもしれないけれど、実は今こんなのがきててね。どう?やってくんない??』。。。ごっついプロジェクト終わらせた直後に、しかももうほんとその場で次のプロジェクト振ってくるんだぁ(棒読み)。久しぶりに涙目になりましたよ、ほんと(;´Д`)。

そんなこんなでプライベートも含めてもみくちゃになりながらも、もう一部の人にはお知らせしている通り、2週間後には日本へ帰国します。そう、一時的な帰郷ではなく、日本へ帰国しますド━(゜Д゜)━ン!!社内での異動によって、勤務地ももちろん変わりますが、この度research quantsを卒業しデリバティブのデリバティブのトレーダーに挑戦することにしました。とりあえずご報告。経緯を含めて、事の顛末については順次アップ予定です!

日曜日, 11月 07, 2010

2010 夏の京都

もうだいぶ前になってしまったけれど、忘れないうちにメモメモφ(..)。さて、奥さんを東京まで送り届けるという最重要ミッションを無事果たした8月16日、一人で京都へ小旅行に行ってきました。今回の旅の目的は2つ:

  • 学生時代からの親友の出版祝い
  • 久方ぶりに大文字山に登る

一つ目の目的は云わずもがな、めでたいことは早く祝わなあかんということで、さっそく二人で寿司をつまみながら乾杯。その後、友達の彼女も合流して学生時代から行きつけの焼き鳥屋で柚子酒を飲みまくり。ちょっと喋りすぎ、かつ飲みすぎてしまったものの、次の日は朝から二つ目の目的を果たすため、一路銀閣寺へ。大文字山に登るのは学生の時以来だから、約10年ぶり。学生の頃は、法然院町に住んでいたこともあってよく登っていたけれど、京都を出てからは今回が初めて。夏の山道で、すれ違う度に交わす挨拶がなんとも心地よい。大の字の中心からみた景色と、あのパッと視界が拓ける様は、何者にも代え難い。雲の間から洩れる光の筋の有難さに、身震いする。

何故に山に登るのか、考えてみた。冒険というと大げさだけれど、結局人の好奇心を満たすものは、知的であれ、肉体的であれ、冒険以外には思い付かない。地平線を目指すのも良い。一方で、その一点のみで高みを目指すのもまた良い。小さい山、というか丘(?!)、に今回また登ってみて、切にそう感じた。



土曜日, 11月 06, 2010

The New York Public Library 詣で

ということで、週毎に迫りくる複数の締切りを抱えながら、力技と時折舞い降りてくる閃きだけに頼りながら走り抜けるという魔の月間をようやく走り終えました。ほんと9月後半から10月末までの狂ったような日々は何だったのだろう。連日連夜1時とか3時とかまで仕事してるのって久しぶり。そりゃオフィスから見る夜景は綺麗なんだけど、これこそまさしくmanageable chaosってやつド━(゜Д゜)━ン?!。

そんな中、さすがに土曜日くらいは仕事を忘れたいというわけで、ジョギングをしてストレス開放を試みた後に図書館に通っていました。奥さんは止ん事なき事情により、日本に帰っているので僕一人。子供の頃からの習性はなかなか直らないもので、昼間一人になると、とりあえず電気屋か本屋か図書館に行きたくなってしまうのが僕の悪い癖。なにせ僕の育った田舎では、中学生が自転車で気軽に行ける範囲にあるのは、学校と公園を除くとこの3つだけだったんだよね(;´Д`)。。学生の頃も、面白い授業のない時はいつも図書館でまったりしてたものです。社会人になって、下落合に住んでいた頃は早稲田の図書館に潜りこんだり。ただ、結婚してからは奥さんもいるので一人で図書館でまったりするわけにもいかず、足が遠のいていたのだけれど、期せずして久しぶりのお一人様生活に突入というわけで、図書館詣で再開です。

というわけで、さっそくKindle持って、憧れのThe New York Public Libraryです⊂二二二( ^ω^)二⊃。そうあのスパイダーマン Iに出てくるあいつです。これがほんと綺麗で、広くて気持ちよい。老若男女を問わず、なんだかみんな一生懸命調べ物をしていたり、パソコンに向かってテキストを打ち込んでいたり。本のページを捲る音が数メートル先の机からも届いてきそうな、そんな静寂感。あぁーほんと落ち着く。気持ち良すぎ(^ω^)。上を見上げれば、なんとも荘厳な細工と中世時代にありがちな構図の天井画。もう一発で気に入りました。気づかない内に身体に入り込んでいたストレスが、高い天井へ向かって霧散していくのが実感できるような、そんな感覚。ただ、一つ難点があって、18時には閉まってしまうんです。そりゃ公共の図書館だから早くに閉まるのも分かるけれど、早すぎだよーヽ(`Д´)ノウワァァァン。というわけで、まだ秋口で日の入りが遅かった時分には、その後歩いてCentral Parkまで行って、芝生に寝転んで本の続きを読んだり。夕焼け時のCentral Parkはほんと綺麗。

ちなみに、この図書館では本に関連した催しも時々開催していて、面白い。今やっているのは、"Three Faiths:Judaism, Christianity, Islam"。3つの宗教の経典について、その装丁に焦点をあてて紹介していくという極めてマニアックな催し物。何百年も前にまだ人が手書きで作っていた時分の経典が実際に展示されていて、内容はおいておいても、やはり芸術品と云える/分かる代物で、結構感動。しかも、実はこの催し物のopening nightに何故か潜りこんで来ました。Jazz演奏に浸りながら、ワインと乾パン(?)で楽しみましょうという、何ともアメリカンなopening nightでこちらもたっぷり堪能。仕事に戻らないと行けなかったので、長居はできなかったけれど、ほんと"ええ感じ"なセンスに惚れ惚れしました。


日曜日, 9月 19, 2010

浪花とちよだ寿司がなくなった

日本人による日本人の為の、nyの居酒屋『浪花』が遂に閉店してしまった。あの座敷は良かったんだが。それに、ちよだ寿司も現地法人は売られてしまったらしく違うお店になってしまっていた。最近、nyでは日本食ブームで寿司屋も日本料理屋も多いけれど、日本の駐在員が減ってその分日本人以外のお客が増えてきているから、この手の日本人による日本人向けビジネスは衰退するばかり。もちろん、機敏にターゲットを変えつつうまく商売しているところもあるわけで。客商売はターゲットを間違えたらあかんという良い教訓。にしても、寂しくなるなぁ。

海外で働きたい!

って思っている奴は二十代の頃からもう日本を出て、海外で働き始めていると思うんですが。。。年齢を重ねれば、更にその比率は高くなっているわけで。。。年代別に、日本にいる成人男女3千人に聞いてどうすんのよ。。以下は日経新聞からの抜粋です。ほんまなんやねん、この茶番。。ヽ(´ー`)ノ

20代の4割「外国で働くことに関心」 内閣府調査
2010/9/11 17:19

内閣府が11日発表した労働者の国際移動に関する初めての世論調査によると、20歳代の4割が外国で働くことに関心を持っていることが明 らかになった。関心は若い世代ほど高く、30歳代も3分の1強が関心を示した。回答者の全体では海外勤務や就労への関心は「ある」が22.0%、「ない」 が77.4%だった。
政府は6月に閣議決定した「新成長戦略」で2020年までに日本人学生の海外交流を年間30万人、企業の管理職層の国際経験を東アジアで最高水準に引き上げる目標を掲げている。今回の調査結果を踏まえて計画の具体化を進める考えだ。
働きたい国や地域を複数回答で聞いたところ、米国が48.0%、フランス、ドイツ、英国など西欧諸国が43.9%と欧米先進国が上位を占めた。中国は22.8%、韓国は12.6%だった。
外国で働く関心がない人にその理由を複数回答で尋ねると「語学力に自信がない」が52.3%で最も多かった。
一方、日本で働く外国人労働者に求めることについては「日本語能力が重要」と答えた人が94.2%に達した。「日本の習慣に対する理解」は 88.8%、「日本の文化に対する理解」は85.5%で、言葉や習慣、文化への理解が日本で働く上で障壁となっている現状も浮き彫りとなった。
調査は7月15~25日に全国の成人男女3千人に面接方式で実施、1913人から回答を得た。


追記(11/6/2010):ちなみに、残っている人達の内で"外国で働く関心がない人"にその理由を尋ねれば、"語学力に自信がない"と答えるに決まってるよね。何せ、自信があればもう既に外国で働いてるはずだから。。(´ー`)y-~~

水曜日, 9月 15, 2010

2 Year Anniversary

さて、リーマンの破綻からもう2年経ちました。周りには元リーマン社員もいて、もうあれから2年かぁと言って感慨深げにしていました。私はというと、ポールソン元長官の回顧録『On the Brink: Inside the Race to Stop the Collapse of the Global Financial System』に最近はまっています。今ちょうど中ごろまで読み進んだので、今はちょうどあの魔の9月、しかもあの一週間を生々しく書いた部分です。あの時のなんともいえない恐怖感や周りの状況を重ね合わせながら読んでいると、もう手に汗を握りまくりです!やはり事実は小説よりも奇なりなわけで。『Too big to fail』も読んでみましたが、あの小説チックな書き方に、現場にいたものとしては怒りすら覚えてしまいました(*´・ω・)

閑話休題

金融業界に身を置く者であれば、一度は耳にしたことがあるであろう言葉: "My word is my bond"。ではmy equityは何なのかとふと考えてしまいました。やはり"My career is my equity"でしょうか。語呂も宜しいし。日本語だと、"俺の背中には俺のいきざまが刻まれてるんだよっ"ってな感じ?!うーん。ま、今年もご多分にもれず忙しいので、年末までダッシュで駆け抜けます!

追記 (11/7/2010) : NYのお気に入りスポットであるBryant ParkとSutton Place Parkでの一枚。Bryant Parkでは、もうどうでも良い金曜日の夕方、紀伊國屋からの帰り。Sutton Place Parkでは、月に願いを。


土曜日, 8月 07, 2010

8・6

広島を想い、黙祷一分。

日曜日, 8月 01, 2010

備忘録

ちょっとしたメモ:

1.最近ようやくNYで日本人の知り合いを作る難しさが分かってきた。結局、永住組はほとんどいないので、会社や官庁の異動であったり、不況でクビを切られて日本に強制送還であったり、留学を終えての帰国であったりで2-3年でいなくなってしまうのだから。でも、やっぱり日本人の異業種交流会は楽しい。それにしても、我が大学の卒業生達の携わっている活動は多種多様で驚き。

2.Dog yearとは良く言ったもの。最近の時の流れの早さにはもう呆れ果てるしかありません。どうしてこうも世の中は凄い早さで変われるのかね。

3.日本人は控えめだと言われているけれど、日本オフィスの若手から送られてくる最近のメールには閉口してしまう。唐突に良くわからない要求をしてくるので、さすがのAntoineも閉口している様子。わざわざ真意がわからないんだけれどって僕のオフィスにまで聞きにきてたからね。それでも彼はきちんとしているので、誠意ある対応をしようとしているけれど。英語のニュアンスが分かってないのかね。。それとも何か精神的な病気の前兆なのだろうか。

4.精神的な病気といえば、ちょうど一年前のMichael Jacksonの命日を思い出してしまう。当時、部署全体がリストラされてしまったある部署から拾われて、近くのグループに異動してきた方がいた。昼間は凄く明るくて、人当たりの良い小太りの赤毛の女性で名前をDebraと云った。席が近くだったので、楽しい人が来てよかったと思っていたものの、何故か夜になると激変。例えば、もう皆が帰ってしまった金曜の21:30近くに静かに自席で考え事をしていたら、急に何かをガンガン叩く音がするので振り返ると、Debraがキーボードをグーで殴っているではないですか!どうやらPCが動かなくなったらしく、Help Deskに電話して文句をいっている様子。直後、一気に怒りが爆発したらしく、奇声をあげて更に激しくキーボードを殴り初め、更には泣き始める始末。僕はといえば、もう怖くて固まるしかなかったわけだけれど、そのDebraが初めて大勢の人がまだ仕事をしている時間帯に発作を起こしたのが、Michaelの命日だった。あの時はあまりの状況に、なんとかフォローしようと同僚たちが『Michaelの大ファンだったDebraがあまりのショックに壊れた』というような苦し紛れの説明をしていたっけ。限界を越えて自分を自分で追い込んでしまう人ってどこの会社でもいるんだよね。

5.最近の暑さはちょっと気になります。NYでも35°を越える蒸し暑さといったら。もう生ごみが臭くて臭くて。。

6.近くのカバン屋の値下げ率をウォッチングしているのだけれど、これが凄い。去年の最悪期には90%まで上がった値下げ率がここ最近は70%台まで落ちてきて、次は60%を伺うか?!と思っていたら、ここ最近はまた80%台へ上がってしまった。いったいあんな小さな店でここまできちんと景気をウォッチングしてプライシングをしているのは誰なのか?!ちなみに、この店は熊さんが倒れた後にできた店なので、未だに60%未満の値下げ率で売っているのを見たことがありません。。

7.結婚5周年ということで、以前から約束していたブレスレットを奥さんへのプレゼントとしてティファニーで購入。5番街のお店に取りに行ったら、応対してくれた女の子がノリノリでビビる。日本語に直すとこんな感じ:『えぇな〜、このブレスレット!なぁなぁ、何のお祝いなん??もうっ! bla bla bla...』。ま、元気なのはほんとに良い事です。

8.この歳になって、なぜか『深夜特急』に嵌る。第1巻の香港から第2巻のシンガポールまでが面白くて一気に読んでしまったのだけれど、第3巻のインドに何故か魅力がなくちょっと置いておいた。それが第4巻のイランあたりから急にまた面白くなってきたので、また再開し始めたところ。"Breeze is nice!!"

ここ3ヶ月ほど、疲れが抜けきれずにいて停滞気味だったので、一気に気合を入れ直したいと思います!

ジョギング

肥りすぎのため、最近5ヶ月程ご無沙汰していたジョギングを再会。。。夏の盛りなのに、冷房の効いたジムで走るのもどうかと思い、ついにセントラルパークでのジョギングデビューを果たしてしまいました!涼しくなった夕暮れ時(といっても、夏時間のため8時〜9時台)を狙って走るとかなり気持ちが良い。いろいろな人が想い想いに運動したり、寛いだり、音楽を奏でていました。まさしくJohn Lennonの世界。"Watching The Wheels"がぴったり。

日曜日, 7月 11, 2010

蛍 in NY

なんと7月4日の夜に、セントラルパークで奥さんと夕食後の散歩をしていたら、蛍を発見!!もちろん、京都の哲学の道で楽しめたクリスマスツリーの電飾よろしく大量に飛び回っている蛍の群れではないものの、ちらほらと確かに蛍の光が見えるではないですか。かなり驚きました。確かに池の近くではあったので、居てもおかしくはないのだけれど、そんなに水綺麗だったっけ?むぅ。こんなことが起こるとは。。恐るべしNY。

日曜日, 6月 20, 2010

久しぶりにゆっくりセミナーにでも行きますか

木曜日にそれまで懸案であったプロジェクトをなんとか力技で捻じ伏せて、もうこんなに天気の良い夏模様の真っ只中の金曜日に良いアイディアが生まれるわけもないのでどうしようかと思っていたら、IAFEの年次総会があるのを思い出した。というわけで、プロジェクトも無事形になったわけだしDanteにさっそく休暇を一日分もらう申請をして、先週の金曜日にIAFEの年次総会に行ってきました。頭の体操という意味では久しぶりに楽しかった。別に特段大したことを喋っているわけではないけれど、Andy Lo教授やJohn Hall教授の思考方法を聞いてるだけで少しだけリラックス。それと、ISDAの現CEOがあんなに凄い人だとは驚き。今回のデリバティブに関する一連の規制騒動も、あれだけの人が業界側で頑張っていれば悪いことにはならないだろうといった感じ。

木曜日, 5月 06, 2010

???!!

いや、久しぶりのお祭り状態です。ホント笑い事では済まない状況のギリシャを尻目に、NYは2008年10月9日以来のお祭りモードに突入。シティのアホトレーダーのせいだとかいう面白ネタもとびかい、benchmark treasury yield も25bp以上の振れ幅に。VIXも2週間前のほぼ2倍のレンジ。いやぁなんだろうね、こみ上げてくる楽しさを抑えられません!

土曜日, 4月 24, 2010

奴雁

『群雁野に在て餌を啄むとき、其内に必ず一羽は首を掲げて四方の様子を窺ひ、不意の難に番をするものあり、之を奴雁と云ふ』(福沢諭吉)

『俯くことなく、毅然と面を上げる--。そんな人だったのだ。』("奴雁の哲学"、あとがきより)

日本語でこういう本が読めるのはやっぱり幸せだよね。

月曜日, 3月 01, 2010

雪降りすぎだよNY

NYはもう雪が降りすぎて仕事になりません。東京でいうところの台風のようなものらしく、こちらでは大量の雪が降ると、学校も政府もマーケットまでもが機能不全になってしまいます。北国出身の僕に謂わせれば、大したことはないと思うのですが。。

ところで最近、採用活動をしているのですけれど、やはりシティとバンカメ/メリル、AIGには不満が渦巻いてるようです。たぶん該当部署に所属している大多数の人が会社を辞めたがっているような。ただ、会ってみるといまいちな感じなので、もう本当に優秀な人達は逃げ出してしまった後なのでしょう。ちょっと寂しい気もしますね。

ところで、最近うちの奥さんの日本語がかなりやぱいことになってきました。もともと日本語で正規教育を受けたことがないので、危なっかしかったものの、ほんとやばい。さすがに、
おひよとし
はないだろう。。元の単語が何か全くわからないよ(;´Д`)ちなみに、本人は
お人好し
と言いたかったそうで。。先が思いやられます。

月曜日, 2月 01, 2010

Beautiful Days

今年も無事にボーナスゲット!!もちろん正社員なので単年契約ではないわけだけれど、この時期になると去年の仕事が明確に評価されてすっきり。心機一転また一年間ゼロから苦しくも楽しいガチンコアイディア勝負の始まりです。

というわけで、最近身の回りで起こったことを羅列すると、、

去年の仕事の一部がいよいよ本になって3月に出版されることに。
大不況の真っ只中でもビッグボーナスを貰ってしまう同僚たち。
周りにいる身近な人達の織り成す新しいアイディアを目撃する。
久しぶりにクラブで踊ってハシャイで朝の4時@M2 in NYC。
NJの人影少ないモールで大量に売られる70%引きの衣料品達。
Lake Placidのオリンピックゲレンデでスノボー三昧。美しい山々。
小さなホテルの暖炉脇で奥さんとガチンコ monopoly 対決。
九州のおばあちゃんと話してまったり。またおめで鯛が食べたくなる。
学生時代からの親友が出した新書をアマゾンで確認。読みたーーい。
カーネギーホールにてウィーンフィルの演奏で『田園』に聞き入る。
マイケル・ジャクソンの『This is it』を日曜の深夜に二人で見入る。
ポールソン前財務長官の回顧本『On the brink』の抜粋記事を読む。

そしてふとほんの数年前に起こった金融危機を思い出し、身震いする。

こんなにも美しい日々の中で何も感じない奴は不感症に違いない。

土曜日, 1月 02, 2010

学問のすすめ

さて、NYで奥さんとまったり年末・年始を過ごしてましたが、今日(2日)になってようやく気分がのってきました!僕の2010年、そして2010年代(!)もこれでようやく始動かな。

年末の一週間に1)歯のクリーニング, 2)Chiropracticで身体を調整(アメリカ版整体?!), 3)恒例の年末健康診断をし, 4)美容室で髪もさっぱりしたところで、氷点下のみぞれがちな天気を尻目に暖かい自宅アパートの中でCNNで毎年放送しているTimes SquareのNew Years Eventのライブ中継をながしながら、奥さんと大はしゃぎしながら迎えた2010年だったわけだけれど、やっぱり日本で迎える新年(山里で天麩羅=>サントリーホールでジルベスターコンサート=>初日の出=>鶴岡八幡宮に初詣=>おみくじで大吉=>ミルクホールでまったりお茶=>家族に挨拶・団欒コース)に比べると自分の中のスイッチがなかなか入らなくて気持ちのコントロールが難しいヽ(´ー`)ノ。奥さんも同じことを言っていたので、さすがに来年は日本で正月を迎えようかなと思ったり。

というわけで、やはりこういう時は気合の入る文章を読むのが一番。今年は久しぶりにコレ:

『一心独立して一国独立する事』 (福沢諭吉、"学問のすすめ"、岩波文庫)

国と国とは同等なれども、国中の人民に独立の気力なきときは一国独立の権義を伸ぶること能わず。その次第、三箇条あり。

第一条 独立の気力なき者は、国を思うこと深切ならず。
第二条 内に居て独立の地位を得ざる者は、外に在って外国人に接するときもまた独立の権義を伸ぶること能わず。
第三条 独立の気力のなき物は、人に依頼して悪事をなすことあり。

… 今の世に生まれ苟も愛国の意あらん者は、官私を問わずまず自己の独立を謀り、余力あらば他人の独立を助け成すべし。… 概してこれを言えば、人を束縛して一人心配を求むるより、人を放ちて共に苦楽を共にするに若かざるなり。

やっぱり福沢先生の文章とその思考は読んでいて気持ち良い。さて、自分に『独立の気力』はあるだろうか?と素直に問い掛けてみよう。否応無しに気合の入る瞬間ですね。

さて、今年もまた例年に違わず青臭い目標を立ててみたのがコレ:『Serendipityを自分のものにする』。もちろん、言葉の定義からはそもそも自分のものにはできそうにないわけだれど。ま、いっちょやってみましょう。

今年もこの連絡用ブログを読んでくれている、家族と友達と知り合いの皆さんにとって良い年になりますよう。