土曜日, 6月 13, 2009

米国 401(k) 投資の実態

米国 401(k)ネタの続編です。ただし、資産運用といってもこのブログでは米国 401(k)に限って話を進めていきます(その他一般の資産運用については、不動産から株・債券も含めていろいろなブログで既に分析されてますから)。

さて、米国 401(k)の概要については以前のエントリーを見て頂くとして、まずはこれまでの成績です(IRRベース):

2007: 44.02%
2008: -49.13%
2009: 35.91%

インデックス投資を主体としてポートフォリオを組んでいたはずなのに、正直これではリターンのボラティリティが高すぎます(=リスクが高い)。2007年から2009年上半期にかけては、確かにアップダウンが激しい時期ではありました。ただし、原因は自分が選択したアセット・アロケーションにあったようです:

1) 投資期間を短期(1年程度)とし、最適戦略を選択していた
2) 高成長分野に集中投資していた
3) ほぼ全ての期間でキャッシュポジションがゼロであった

ロスカットの水準を事前にきちんと設定していたのは良かったのですが、結局サブプライムローン問題や新興市場ブームのさなかに投資期間を短期として最適戦略を選択してしまっていたため、唯でさえ激しかった市場のアップダウンを増幅してしまっていたわけです。本来なら市場がブームになっている時にキャッシュポジションを厚めにしておくべきだったのに、高成長分野に全力投資になってしまっていたのも原因でしょう。これから引退し実際に401(k)の資産を取り崩し始める59.5歳まではかなり時間があるのでリスクはいくらでも取れるわけですが、ここまで増幅されてしまうと戦術調整のために週末の時間を取られてしまって駄目です。というわけで、時間との兼ね合いも考え、投資期間を4年程度に伸張することにしました。

結果、より長く1つのファンドを保有することになるので、401(k)プログラムが提供する各ファンドのexpense ratioを調べてみることに。やはり、インデックスが断然安いですね。

1) S&P 500 Index Fund: 0.02%
2) BGI Aggregate Bond Index Fund: 0.06%
3) MSCI ACWI ex US Index Fund: 0.09%
4) Pimco Real Return Fund: 0.45%
5) High Yield Bond Fund: 0.55%
6) US Mid Cap Value Fund: 0.65%
7) US Real Estate Fund: 0.96%
8) MSIF Inc Emerging Makrets: 1.43%

というわけで、『ウォール街のランダムウォーカー』を参考に、上記3つのファンド(1)-3))へのインデックス投資を中心に、残り10%程度をインフレ資産(4)-8))へ振り向けてポートフォリオを構成してみることにしました。目標リターンは8.3%、expense ratioは0.50%以下を目標にしています。

今後は、備忘録的にこのブログに結果をアップしていきたいと思います。

日曜日, 6月 07, 2009

ちょっと嫌な感じ

この間、良いアイディアを思いつけないかなぁと、仕事帰りに写真にある公園のベンチでちょっとぼーっとしていたら、散歩中のお爺さんに『ここはNYでも最高のスポットの1つだよね』と声を掛けられちゃいました。小さな公園を多分健康のためでしょうか、杖をつきながらぐるぐる何回も何回も回っているような全然知らないお爺さんです。とりあえず、『ホント最高っスね、ここ』と返しておきました。

なんだか気分の良い夕暮れ時。

でも、仕事も生活も、マーケットまでもが調子いいとなんだか不安になってしまいます。基本は田舎もんなので、こんな良いことが続くはずがないと思い込んでるわけです。うーん。ちょっとこの居心地の悪さはどうにかしたいものです。