土曜日, 1月 02, 2010

学問のすすめ

さて、NYで奥さんとまったり年末・年始を過ごしてましたが、今日(2日)になってようやく気分がのってきました!僕の2010年、そして2010年代(!)もこれでようやく始動かな。

年末の一週間に1)歯のクリーニング, 2)Chiropracticで身体を調整(アメリカ版整体?!), 3)恒例の年末健康診断をし, 4)美容室で髪もさっぱりしたところで、氷点下のみぞれがちな天気を尻目に暖かい自宅アパートの中でCNNで毎年放送しているTimes SquareのNew Years Eventのライブ中継をながしながら、奥さんと大はしゃぎしながら迎えた2010年だったわけだけれど、やっぱり日本で迎える新年(山里で天麩羅=>サントリーホールでジルベスターコンサート=>初日の出=>鶴岡八幡宮に初詣=>おみくじで大吉=>ミルクホールでまったりお茶=>家族に挨拶・団欒コース)に比べると自分の中のスイッチがなかなか入らなくて気持ちのコントロールが難しいヽ(´ー`)ノ。奥さんも同じことを言っていたので、さすがに来年は日本で正月を迎えようかなと思ったり。

というわけで、やはりこういう時は気合の入る文章を読むのが一番。今年は久しぶりにコレ:

『一心独立して一国独立する事』 (福沢諭吉、"学問のすすめ"、岩波文庫)

国と国とは同等なれども、国中の人民に独立の気力なきときは一国独立の権義を伸ぶること能わず。その次第、三箇条あり。

第一条 独立の気力なき者は、国を思うこと深切ならず。
第二条 内に居て独立の地位を得ざる者は、外に在って外国人に接するときもまた独立の権義を伸ぶること能わず。
第三条 独立の気力のなき物は、人に依頼して悪事をなすことあり。

… 今の世に生まれ苟も愛国の意あらん者は、官私を問わずまず自己の独立を謀り、余力あらば他人の独立を助け成すべし。… 概してこれを言えば、人を束縛して一人心配を求むるより、人を放ちて共に苦楽を共にするに若かざるなり。

やっぱり福沢先生の文章とその思考は読んでいて気持ち良い。さて、自分に『独立の気力』はあるだろうか?と素直に問い掛けてみよう。否応無しに気合の入る瞬間ですね。

さて、今年もまた例年に違わず青臭い目標を立ててみたのがコレ:『Serendipityを自分のものにする』。もちろん、言葉の定義からはそもそも自分のものにはできそうにないわけだれど。ま、いっちょやってみましょう。

今年もこの連絡用ブログを読んでくれている、家族と友達と知り合いの皆さんにとって良い年になりますよう。