水曜日, 11月 01, 2006

しまなみ街道横断紀行 2

さて忘れないうちに松山から今治までの道中日記。およそ40kmの行程を国道沿いに走っていくわけだが、それぞれの町(あるいは市?)の特色が出ていて面白い。例えば仙台あたり、或いは滋賀県あたりをドライブしていてもこれ程町自体を宣伝いていただろうか。まずは風早の町。なんのことはない単に海沿いに広がる集落では風が強いということだが、そこらじゅうにこのフレーズ。道路交通看板にまで、風早にかけてスピード出しすぎ注意の文字が。さらにきくの町周辺では鬼瓦がそれぞれの棟梁らしき家の壁に展示され始める。ここでも、瓦の町、きくのの文字。実際には太平洋セメントのプラント等があり、こちらのほうが産業としては栄えていそうなものだが。ただこの瓦、有名らしくしまなみ街道沿いの島々でも立派なお屋敷になればなるほど四方の石垣にワシやら鷹の瓦が飾ってある。また、今治のお店にまで新年の干支をあしらった鬼瓦を縁起物として売りにきている。お店の主人が見せてくれたので間違いない。そして、タオルと造船の町、今治。

今治には夜7時過ぎになってようやく到着したため、昼間の様子を窺い知ることはできないものの、町時代は栄えている印象を受けた。大丸、サティーに商店街のお客を奪われてしまっているのが難点。繁華街、ホテルは申し分ないだろう。特に今治国際観光ホテルは大浴場、店員の対応、部屋の内装などどれをとっても京都のホテルに引けをとらない。

さて、では1日に40kmを自転車で初めて走破した感想は: こんなものか。遠くにうっすらと見ていた瀬戸大橋の袂まで実際に自分の足を使って到達してみると以外に近いことにきずく。風向きの影響もあったのだろうが、この感覚をとり戻したかったのだ。果てしなく遠く感じても目に見える限り、とどく。

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