月曜日, 12月 22, 2008

Another milestone for my entire life

お久しぶりです。皆様如何お過ごしでしょうか。僕はといえば、なんとか激動の第4四半期を潜り抜け、今は無事にボーナスをゲットしてホッとしております。とはいうものの、前回の日本での金融危機時もそうだったのだけれど、普段連絡をしてこない古い知り合いから突然生存確認メールがきたりで、どうしたものかちょっと戸惑ってしまっていたり。僕は相変わらず元気にやってますし、まだクビにもなってもいませんし、会社も潰れてません(;´Д`) ご安心を!! でも、投資銀行業界は無くなってしまいましたね ド━(゜Д゜)━ン!!

というわけで、ようやく12月になりました。年度末もなんとか切り抜けて、待ちに待ったホリデーシーズンの到来です。NYCではThanksgivingが終わると同時にロックフェラーにて恒例のクリスマスツリーの点灯式があったりで、街も徐々に混み始めてきています。点灯式の当日は交通規制が敷かれていて、普段は20分ちょいで会社から家まで帰れるのに1時間以上も掛かってしまったり。どうやら会場ではトップスターがクリスマスシーズンにぴったりの歌を披露していたようなのですが、まったく聞こえませんでした。

ところで、最近ブログの更新が滞ってしまっているのには理由があります。まさに金融危機の震源地付近で右往左往しているわけで、正直ここには書けない事だらけの毎日なんです。ヘタを打つわけにはいかないし、臨場感のない文章もつまらないので自ずと筆が遠のいてしまいます。それにブログどころではなかったというのが本当のところですね。

とはいうものの、備忘録を残しておかないと忘れてしまいそうなので客観的な事実を中心に纏めてみます。まず今秋のイベントのポイントですが、潮目が変わる or 海の色が変わるというレベルではなく、"ビックインパクト"(恐竜全盛期を断絶したといわれる小惑星の衝突)でした。その後のマーケットが崩壊していく様はまるで氷河期に入っていく前兆のようで。。中にはスローモーション暴落とみる向きもあったものの、これだけ大きな変動があのスピードで起こるとは、、というのが正直な感想です。ここで主な市場の変動率を見てみましょう (Q4/2008):

Oil: -53.1%
NIKKEI 225: -39.5%
S&P 500: -33.6%
GBP: -17% (realized vol of 26.1%)
NG: -13%
EUR: -12% (realized vol of 23.3%)
Trsy 10y: +11%
JPY: +12% (realized vol of 31.0%)

CMBS: +50% (spread widened)
CDX: +75% (spread widened)
Italy CDS: +300% (spread widened)

こんなことってあっていいのでしょうか? 第4四半期だけでこの変動率!! そして次は主な経済指標の動きです:

Weekly Initial Unemployment Claims: 11/22時点での4週移動平均値が518,000人ということで、'91, '01の景気後退期を上回る水準。ちなみに、'91,'01共に4週移動平均値は500,000人以下。
Total housing starts: 住宅着工件数は625,000/月ということで、Census Bureauが1959年に調査を開始して以来の最低水準。90年代, 80年代初頭もこれよりましでしたね。
Builder confidence index (NAHB): 11月、12月と9 (50がneutral)です。もちろん調査開始以来の最低水準。
Retail sales: nominal retail salesは11月時点で8.4%(YoY)の下落。これも調査開始以来最大の下落率。

12月短観: 各DIは前例がない低下幅を示しています。-21pt (業況判断DI, 大企業・製造業), -22pt (海外需給判断), +7pt (大企業 雇用判断, 余剰), +6pt (大企業 設備投資, 余剰)。

こんなことってあっていいのでしょうか??そして主な中銀の政策金利の誘導目標の動きです:

ECB: rate cuts of 1.75% in two months to 2.5%.
BOE: now its key rate is at 2%, which is the lowest level since the bank's founding in 1694 (!!)
New Zealand: now its key rate is at 5.0%, which was at 8.25% at the beginning of 2008.
FED: now at 0-.25% with quantitative easing (ZIRP+QE).

こんなことってあっていいのでしょうか???

閑話休題、『行く年来る年』という句は日本語の中でも大好きなフレーズの一つです。せっかくのクリスマス休暇ですので、これから年末年始に掛けてゆっくり今年を振り返っていこうかと思います。

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